2011年05月25日
剣客商売十四
残すところ、十四・十五・十六の3冊となりました。
どっぷり主人公の秋山小兵衛・大治郎父子にハマっています♪
まだ読んだことない方は、ぜひ一読お勧めします(*^_^*)
剣客商売十四 あらすじ
浪人に五十両で殺しを頼む老人がいる。相手が手強いので、是非浪人に頼みたいというのだ。浪人は返事を渋っていた。老人は萱野の亀右衛門といって香具師の元締である。一方、浪人の名を波川周蔵という。
秋山小兵衛が横山正元宅を辞してからのこと、この波川周蔵を二人の男が襲っていた。小兵衛はこの浪人を二度ほど見たことがあった。
その後、小兵衛は不二楼の主に招待されて、不二楼に久方ぶりに赴いた。その折りに、先日波川周蔵を襲っていた男の一人が不二楼に現れた。その者たちは隠し部屋のある蘭の間に通された。小兵衛がこの隠し部屋からこっそりと聞いていると、襲った男はどうやら誰かを襲うために波川周蔵を試したらしい。その報告をしているようだ。その相手は小田切と名乗っていた。だが、一体この者たちは誰を襲うというのか?
そのことはやがて分かった。不二楼の主・与兵衛がこの小田切某が蘭の間に入ったのを幸いに、こっそりと聞いていたら「秋山大治郎が...」というのが聞こえていた。このことを聞いた小兵衛は、波川周蔵に襲わせる相手が大治郎だと直感する。波川周蔵は小兵衛の見るところ、息・大治郎と斬り合ってどちらが勝つか分からない腕前である。
その波川周蔵であるが、萱野の亀右衛門のところに赴いて、殺しの件を引き受けた。その代わり、妻子を人に見つからないような場所に移して欲しいと頼む。
この波川周蔵に秋山大治郎を襲わせる理由は何なのか?小田切の後にはまだ別の人物がいるようである。この人物の意中とは?そして、この波川周蔵と秋山大治郎の対決はどうなるのか?