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Posted by さがファンブログ事務局  at 

2011年03月23日

お仏壇の由来は?

◎お仏壇の由来は?
日本人は古来より、太陽や月、あるいは山や海、さらには巨木など神秘的なものに対し自然神として崇拝しています。
古代の人々は日々の暮らしの中にいつも自然神と向き合いおそれ敬っていたことでありましょう。

四世紀から六世紀にかけて、外来文化が到来しだし当時の豪族や王権はこれらを受け入れていました。

仏教もその一つです。

仏教伝来は、欽明天皇(五五二年)に百済の聖明王から貢物として、釈迦の金銅仏一尊と幡蓋若干・経論若干巻が献じられた事から端を発しました。

その後さまざまな事柄を経て、聖徳太子(五七四~六二二)が仏教精神を政治に取り入れ十七条憲法第二条を天下に公示されたのを機に貴族社会に仏教崇拝が広まりました。

当時は加持祈祷や守護信仰が、その多くを占めておりました。

六八五年天武天皇の「諸国の家毎に仏舎を造り仏像を安置し、礼拝するように」との詔勅があり広まったとありますが、一般庶民の各家庭に広まったのは江戸時代中期頃からとされています。

さらに時代を経るうちに、仏教に帰依すると同時に亡くなられた方のお位牌をご本尊さまの傍らに安置して、その加護を受け安穏に住していただきたいという思想が、今に伝わる仏壇の型式になったのであります。

ご先祖様があって今日の日本があり、自分が存在する事実を改めて知るのもお仏壇の前ならではのことでしょう。

ご先祖様に対して香・花・灯燭・珍種を供え、敬恭のまことを尽くし礼拝しご冥福をお祈りする行事は、次第に日本人の生活習慣となり現在もその行為は家庭の要として大切に受け継がれています。

  


Posted by きいちろう  at 12:05Comments(2)お仏壇について

2011年03月20日

宗派によって仏壇は異なるの?

◎宗派によって仏壇は異なるの?
原則的には異なります。例えば浄土真宗本願寺派・真宗大谷派は金仏壇を原則としています。

お仏具も定められたものがありますので、この点につきましては当店にお問い合わせ下さい。

天台宗・浄土宗・真言宗・臨済宗・曹洞宗・日蓮宗・顕本法華宗・時宗は、特に定めはありませんが、地方によっては八宗用の金仏壇を用いるところもあります。

型式も、上置・地袋・重ね型・家具調に対しても、特に定めはありません。

その他ご不明な点ございましたら、お気軽にお尋ねください。  


Posted by きいちろう  at 13:34Comments(2)お仏壇について

2011年03月19日

古いお仏壇はどうしたらいいの?

今まで大切におまつりしてきたお仏壇を、粗大ゴミに出してあるのを見かける事がありますが、これはどうかと思います。

また、どなたかに差し上げるにも問題が残ります。丁寧にご供養したうえでお焚き上げをすることが大切な行事といえましょう。

お焚上式をする時にご住職さまに読経をしていただき、厳かにその念に対してご供養(おたましいぬき)をしていただきます。

当店では、お仏壇をお買い上げの方にこれらのお手伝いをさせていただいておりますので、ご不明な点などお気軽にお尋ねください。

  


Posted by きいちろう  at 21:04Comments(0)お仏壇について

2011年03月18日

お仏壇の購入時期はいつが良いのか?

一つの実例のお話を記述いたします。

ある30代の長男の方が父親を亡くされました。四十九日が過ぎ百ヵ日及びお盆を迎えるにあたり、親族の方々に連絡を致しました。

準備のため叔父が訪れました。その時叔父は「仏壇はどこに安置してあるのか?」と尋ねました。長男はまだ仏壇を購入していない事を告げると、叔父は悲しそうな顔をして黙ってしまいました。と、後日その長男が仏壇を購入された後、話され、「実は仮祭壇を除いた後、お位牌もつくらず白木の位牌を箪笥の上に置き線香をあげていた。考えてみれば父を敬い偲び、焼香に来てくれた人達はどのように思われたか?を思うと、何も知らないということが恐ろしいと今更ながら思います。」と話されました。

この方は何も知らないことを恥じる謙虚さがありむしろ好感がもてましたが、自分の思いだけでは難しい面があることを改めて知りました。

仮祭壇を除く時までに仏壇を購入すると同時に、宗派で定められたご本尊さまと仮位牌ではない本位牌をお迎えしてご供養(おつとめ)する事が、清らかで素直な姿ではないかと思われます。

次に仏壇や仏具をお盆やお彼岸以外に買うべきではない、さらに閏年には仏壇を買うな!とか、仏壇を買うと新しい死者がでるなどは全く根拠のない迷信であります。そのような記述は仏教の教典には一切ないからです。

お仏壇の購入は思い立った時こそが最適といえましょう。

ご予算に応じて各種取り揃えておりますので、お気軽にお申し付けください。


 

  


Posted by きいちろう  at 12:28Comments(0)お仏壇について