2014年03月10日
曹洞宗の宗祖①
鎌倉仏教の諸宗派は末法の世からの救済を説くのが一般的ですが、末法思想を否定し、自身の教団を「宗」と見なすことさえ誤りだとした異色の僧がいます。曹洞宗の宗祖・道元です。
道元は一二〇〇年(正治二年)京都の宇治で源氏の系統をひく名門の家柄に生まれました。彼が望めば、政治家としての将来は約束されていました。ところが政治の世界には入らず、十三歳で比叡山にのぼり出家します。三歳で父を、八歳で母を亡くし、深い無常観にあったことが出家への契機となったようです。
(続きは、曹洞宗の宗祖②にて)

道元は一二〇〇年(正治二年)京都の宇治で源氏の系統をひく名門の家柄に生まれました。彼が望めば、政治家としての将来は約束されていました。ところが政治の世界には入らず、十三歳で比叡山にのぼり出家します。三歳で父を、八歳で母を亡くし、深い無常観にあったことが出家への契機となったようです。
(続きは、曹洞宗の宗祖②にて)
