2011年04月15日
臨済宗とは?
◎臨済宗とは?
禅とは、お釈迦様が深い瞑想のもとに悟った【無我の境地】を、坐禅や日常生活を通して体験し、自覚することです。『こだわらず』『とらわれず』、迷いも欲望も苦悩もない、自然と同化した絶対的境地。それが本来、人間がもつ清浄な仏心そのものなのです。
日本の禅宗には、三つの宗旨【臨済宗・曹洞宗・黄檗宗】があり、臨済宗はその中のひとつです。
臨済宗の教えを『臨済禅』と呼びます。坐禅を宗旨の中心としており、師匠から与えられた問題【公案】(こうあん)について工夫し、坐禅により身体で会得した見解(みかた)を提示し、点検してもらいます。これをいわゆる禅問答『入室参禅』(にっしつさんぜん)といい、このような坐禅修行を中心とする教えが臨済宗の教えなのです。
向獄寺蔵、国宝「向獄寺達磨図」
禅とは、お釈迦様が深い瞑想のもとに悟った【無我の境地】を、坐禅や日常生活を通して体験し、自覚することです。『こだわらず』『とらわれず』、迷いも欲望も苦悩もない、自然と同化した絶対的境地。それが本来、人間がもつ清浄な仏心そのものなのです。
日本の禅宗には、三つの宗旨【臨済宗・曹洞宗・黄檗宗】があり、臨済宗はその中のひとつです。
臨済宗の教えを『臨済禅』と呼びます。坐禅を宗旨の中心としており、師匠から与えられた問題【公案】(こうあん)について工夫し、坐禅により身体で会得した見解(みかた)を提示し、点検してもらいます。これをいわゆる禅問答『入室参禅』(にっしつさんぜん)といい、このような坐禅修行を中心とする教えが臨済宗の教えなのです。
